
私は22歳で鍼灸・マッサージ師の資格を取りすぐに独立開業して、まず成功といえる業績をあげることができました。治療師一人での営業としては満足の行く成功であったと言えます。しかし食事をとる暇もないほど患者の対応に追われ、体力的な限界がいつか訪れる事を悟るとともに、「このままでいいのか?」という思いが生じていました。
しかし時代は動きました。
「在宅訪問マッサージ」のニーズが徐々にですが増加してきていることを感じました。それまでの自分の開業経験からも、もはや会社組織ではなければとこの「在宅訪問マッサージ」ニーズに的確にこたえる事ができないことは明らかでした。
利用者目線で、システマチックに、そして現在はあくまでも現場に裁量をゆだね、私は経営に専念しています。この17年は、まさにチャレンジの連続でした。目標に対しての忍耐のみとも言えます。しかし今振り返ってみると「やってきて良かった、楽しかった。」と胸を張って言えます。
私たちの会社は、在宅マッサージの会社としては大手と言えるのかもしれませんが、やはりベンチャーなのです。
「現状打破を常に考える人」「モチベーションを持ち続けられる人」に集まって欲しいと思います。それに「忍耐」も必要であることを認識して頂きたいと思います。
当社の方針は全て「我が社の存在理由と基本方針」「経営方針の13か条」にまとめてあります。
また、既卒の方には、学校で習った事を今一度全て見直してみることをお勧めします。その上で、現在の世の中の流れと顧客のニーズをよく見極めて就業先を決めるようにしていただきたいと思います。
1番目は、何と言っても国家資格を持っていない人と組んで起業したことでしょう。一般の人の目線でものが見られるという点で、これは大きかったと思います。実は性格も全く違う2人ですので、ビジネスだけの付き合いですが、それだけに日常、話は良くするように努めています。自分には無い視点というのは、人生においても大切だと思います。
2番目はやはり、利用者の方々の視点を大切にしたNPO法人である「QOLを考える会」に会社として参加して、単なる訪問マッサージではなく、利用者の声を行政などに伝えることにお手伝いできたことだと思います。よくユーザー・ベネフィット、ユーザーとの一体感をもってと言われますが、本当に利用者の身になって考えれば可能になることです。
3番目は、計画の見直しを必ず怠りなく行うということでしょう。当社は決してトップダウンの会社でもボトムアップの会社でもありません。各事業の現場には裁量権をかなり与えていますが、その事業計画なども3年ごとに見直しをかけ、必要であれば修正を求めています。計画を実施するに当たって一番いけないのは、実施したことを厳密にチェックしないことだと思います。一定期間実施したら必ず見直すということで、次の成長が現実のものになると考えます。
中学時代に陸上をやっていました。よく運動部で見られることですが、先輩が後輩をしごくことがありますが、自分が先輩の立場になったときにまた後輩を虐めるということが連鎖になって繰り返されますね。そういうことが嫌いです。自分が先輩になったときには、同じ苦労を後輩に味あわせたくないと思うんです。
でもそれをはき違えて、ぬるま湯に入っているような甘えた気持ちを持つ後輩はもっと嫌いですね。小さいことから常に「これでいいのか。」と考えることが好きなようです。この道に入ったのも、受験戦争で大きな予備校に行き、600~700人も同じ教室に入れられて、記憶だけに頼るような受験をしなければならなかったので、ある日予備校を辞め、自分から鍼灸師の道を行きたいと親に相談しました。いまでも好きなテレビ番組はドキュメンタリーや、宇宙に関する番組、経済番組などの硬派の番組が好きです。「シンプルな生き方」や「世直し」という言葉も好きですね。超現実派だと自分でも思います。
起業してからずっと「誰もできないことをしているのだ。」という自負があります。もう少し世の中が早く動くと予想していたのですが、「モタモタしているな。」という実感です。
もちろん企業家として経営者として、会社を全国規模に拡大していきたいという希望はありますが、あくまでもそれは経営的な展望です。夢は、やはりいま続けているこの世直しをこれからもじっくり腰を据えてと続けていきたいということです。これは共創という理念の拡大を着実にめざすということです。
高齢社会を迎えて、訪問マッサージのニーズはこれからも大きくなると思います。それに対してプロとしてのプライドもって応えられる方法は、私の考えた方法しかないと強く信じています。
会社的に考えると、そろそろ私の理念を継いでくれる人を探して、育てなければなりません。私は一オーナーで、当社は同族企業ではないので、子供も家内も役員ではありません。後継者を育成するということはなかなか難しいことだとは思いますが。
3年くらい前から、知人に勧められて葉巻を吸うようになりました。どちらかというと酒よりもタバコの方が好きだったのですが、葉巻ははまりました。まさに至福のひと時です。夜中に構想を練るときや、1日が終わってリラックスしたいときに最適です。
葉巻のコレクションも300種類くらいになりました。やはりいまはキューバのものばかりですね。個人的には、ブラジル辺りに行って、まだ日本に輸入されていないブランドの葉巻を買い集めに行ってみたいです。以前はゴルフやドライブも好きでしたが、最近は多忙でなかなか行けません。子供たちももう大きくなってしまったので、愛犬(シバの雑種・5歳)の散歩が楽しみです。鍼も自分で打っています。葉巻と鍼がいまの私の楽しみですね。